CUDAサマーキャンプ顛末

CUDAサマーキャンプに参加したのでそのメモ

当日のプログラムは以下の通り。

GPUアーキテクチャ概説では、3Dグラフィックスの基礎に触れながらnvidiaGPUの進化の説明だった。そのあと、CUDAに対応する8800系以降のGPUの論理モデルについて説明していた。
http://journal.mycom.co.jp/special/2006/g80/menu.html
ここの前半の話が(こっちはグラフィックス寄りだが)近い。

並列コンピューティング概説では、なぜマルチコアプロセッサがはやっているかという話から、並列化の手法、GPGPUの立ち位置が説明された。

CUDA文法説明では、その名の通り。ただし、実際にGPUで実行されるコードの技法についての話が中心で、使用方法についてはあまり説明はなかった。

CUDA演習では、グループにわかれてのコンテスト形式で行われた。課題は3題出題され、実装が成功したかどうか、主催側と比べての実行速度について評価された。
その課題は画像処理にかかわるもので次の通り。
あたえられたモノクロ画像について、

のそれぞれを実行するプログラムの作成だった。

自分のチームは、二値化と反転しか実装できなかった。それは他のチームも同じらしかった。
運よく実行速度が一番速かったらしく、優勝することができた。ちなみに景品はロゴ入りのTシャツ。

追記
ここに本職さんのまとめが。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20090831_311763.html
http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/09/01/nvidia/index.html
http://www.fixstars.com/company/event/report/cuda_summer_20090828.html