卒研の総括

まだ卒論を書き上げてないけど,忘れないうち(気が向いているうち)に書いておく.

テーマ名 GPS誘導船舶の試作設計に関する評価・検討
概要 去年までGPSつかって車椅子を無人誘導してたけど,今度からは船とかどうよ.
やったこと

  • GPSの仕組みについて概略をしった
  • NMEA-0183の構成をしった
  • 船体運動の勉強をした
    • 特に操縦性について
    • 造船こわい
  • 流体力学に取り組める気がしてきた
  • Fortranの勉強をした

時系列にそって卒研の様子をまとめる.
4月に5年生となってはじめの2,3週間で研究室紹介リレーが行われる.これで興味を持ったところがあれば放課後に研究室へ突って実物を見たり細かい説明を聞いたり.
この後に横の黒板で希望調査.名前を書き終わると,定員を満たすように各自で駆け引き(研究室の受け入れ人数を増やしてもらう裏技を発動したり).これを担任へ渡して決定.実は,自学科の研究室へは最低一人は入れなければいけなかったらしい.しかし担任がKYスキル発動でゴリ押しでなんとかなる.
このとき,学生数30人で指導教員16人(J科11+物理3+数学1+体育1)のかなり贅沢な構成.J科内で配属なしが2研究室あって,配属が5人という研究室もあってかなりアレゲな状態.

来年度以降の方にアドバイス.自分でやりたいテーマがある人は2月くらいから売り込みに行くといいかもしれない.指導テーマとで落とし所を考えてくれたり,より適した方を紹介してくれたりする.物理はコンスタントに持ってくれるのでいいけれど,数学の先生に指導してもらいたい人は,特に希望する先生がいる場合は,4年の夏頃には相談しておくこと.運がいいと来てくれます.人文体育も同じなんじゃないかな.

前期の残りは何もしてませんでした.すみません.ゼミとか週報とかなくて放任主義の所だとこうなる可能性があります.船体決めろとかモータ選べとか言われてた気もする.一応は去年までのプログラムを読みながら,NMEA-0183のデコーダをF#で書いてました.まったく役に立たなかったけど.

夏休みって何をしに学校へ自転車で通ってたんだろう.何もしてなかった気がする.

後期に入ると,去年までのプログラムを再設計しようという話になる.しかし11月ごろになっても動かず.むしろ去年のプログラムすら動作せず.よってあきらめる.

10月ごろには船体運動学の教科書を発注した.これがまた種類がとても少ない.大学の造船系の学科だと自前のテキストをつかってる所ばかりで出版されているものはめったにないみたい.平成24年からは日本船舶海洋工学会が教科書シリーズを出版するらしいので改善されるようす.

また,指導教員の先生がモータとか船体とかを選んでくれて発注してくれる.なのでモータとモータコントローラの実物が届いてからは回し方を探すことに.さんざん悩んでつくったけど,実は去年までの飛行船グループの報告書に記載があったらしい.卒研発表会の予稿を書いている時期に気付く.

教科書を読みながらとりあえず文献だけ集めておく.CiNiiつえー状態.造船学会の論文集が定額アクセスなおかげでなんとか量はあつまる.しかしよくわからない状態.

プロペラの性能推定をがんばってプログラム書けばなんとかなるんじゃないか.という発想でFortranの勉強を始める.Fortran95の素晴しさに感動しただけで終わる.特に収穫なし.

予稿をでっちあげる

卒論をでっちあげる <- イマココ!

これでそれなりに勉強しました.というか,予稿と卒論の大半は今年になってから勉強しました.12月までの分はプログラム設計と中途半端な実装だけです.正直言うと,それすらも再設計したいくらです.こうならないように気を付けましょう.

ちなみに,J科は研究室の環境的に恵まれているようです.全ての研究室が独立した部屋を持ってます.E科は2つので1つの部屋が多い.ただし,知識情報とマイコン開発は教員室も兼てますが.物理は理物と宇宙論で1つの部屋.数学とか体育とかって学生室あるんだろうか.

研究室は夢と希望だけじゃなく,自分が何が出来て,何を出来るようになりたいかを考えて選ぶといいかもしれません.ただし,大学進学なり専攻科進学なりを考えると,テーマの関連のない人もいっぱいいるのであんまり深く考え過ぎることもないかも.GPSについて調べているうちにレーダーとかリモートセンシングに興味もってしまって,卒研テーマを,赤外線画像処理とか電磁界シミュレーションとかディジタル画像処理とかにしたほうがよかったんじゃないかとか思ってる人もいますんで.

自己表現を目指すか修行するかは自由選択です.何もしないのもいいかもしれません.案外,やろうと思えばいくらでもやることはありました.時間を有効活用したかったです.