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レム睡眠とは，急速眼球運動（rapid eye movement の頭文字ＲＥＭからレム）を伴う睡眠という意味である。急速眼球運動とは，閉じたまぶたの下で眼球がきょろきょろと動くことを指す。体はぐったりしているのに，脳は覚醒に近い状態になっていて夢を見ていることが多い眠りである。

ノンレム睡眠とは，レム睡眠でない眠りという意味で，いわゆる安らかな眠りである。ヒトでは，浅いまどろみの状態から，ぐっすり熟睡している状態まで，脳波をもとに４段階に分けることができる。

良い眠り

　入眠時
　　すぐ眠れる。ベッドに入って寝付くまでの時間（入眠潜時）が短く、深いノンレム睡眠が早く現れる

　睡眠中の状態
　　入眠後早くから深いノンレム睡眠が出現し、その持続も長い。夜中に目が覚めることもなく、レム睡眠、ノンレム睡眠が規則的な間隔（90〜100分のサイクル）で起こり、一晩に３〜５回繰り返す。夜明けが近づくにつれ、徐々に眠りが浅くなっていく

　目覚め
　　朝、すっきりと目が覚め、気分爽快な感じがする。熟睡したため、脳の疲労も回復し、免疫機能もアップ。日中、元気に過ごすことができる

悪い眠り

　入眠時
　　なかなか眠れない。ベッドに入って寝付くまでの時間が長く、深いノンレム睡眠もなかなか現れない

　睡眠中の状態
　　浅い睡眠が多く、しばしば目が覚める。レム睡眠・ノンノム睡眠が規則的に出現せず、ノンレム睡眠も少ない。朝方、再び眠りが深くなったりする

　目覚め
　　目覚めが悪く、気分もゆううつな感じがする。疲労感も強く、体調も悪い。昼間でもボーッとすることが多い。睡眠が不十分なため、朝方、なかなか起きられないことが

http://allabout.co.jp/health/sleep/subject/msub_wellsleep.htm
http://jssr.jp/