GentooにTeX環境をインストールしてみた
Gentooで公式ツリーにあるTeXディストリビューションのうち, TeX Live 2010 をインストールしてみた.
というのも, texlive2010にはptexなどが含まれているので使いやすそうな気がしたから. 他にptexがあるのか知りませんが.
手順としては
- autounmaskでapp-text/texlive-2010をunmask
- texlive, dvipdfmxをemerge
- フォントの追加
って感じでした.
まず注意が必要なのが, dvipdfmx-20100328だとうまく設定ファイルを読みにいってくれないということ. dvipdfmx-20100328-r1をunmaskしてあげるとうまくいくみたい.
dvipdfmxでフォントを埋め込もうとするときは, その場合は /etc/texmf/web2c/texmf.cnf の OSFONTDIR あたりを正しく設定してあげると成功した.
ここに書き込むと, texまわりのパッケージの更新の度に書き換えられてしまうので, /etc/texmf/texmf.d/ 以下に設定ファイルを作成するといいのかもしれない.
texworksはまだどっかのoverlayにしかなさげだったので自分でビルドしました. qmake && make でOK. make install できなかったのでとりあえず local に放り込んでみた. 設定ファイルはホームディレクトリに作成されるらしい. pdfplatex なんてコマンドはないのでグーグル先生に聞いて作成. ただし texlive-2010のplatexは synctex をサポートされてないようなので削除. でもsynctexは効いてるみたい. -shell-escapeを付けておくと, PDFの画像を埋め込むときに自動でバウンディングボックスを取得してくれるらしい. ただし, 他のシェルコマンドもtex文章中から実行できるようになるので野良ファイルをタイプセットする場合は注意?
#!/bin/sh #platex -synctex=1 "$1" platex -shell-escape "$1" dvipdfmx "$1"
あとはmathabxのType1バージョンを追加してみました. dvipsの設定がよくわからなかったのでしてないけど大丈夫だろうか.
GhostScriptの日本語フォント設定は /usr/share/ghostscript/8.71/Resource/Init/cidfmap.jp に書けばよさそう(未確認).
dvipsが動く気がしないお...
追記 けっきょく動きました. http://d.hatena.ne.jp/jouzima/20101204/