GentooにTeX環境をインストールしてみた その2
ついにdvipsで日本語を使えるようになった(ps2pdfでpdfが得られるようになった)のでそのメモ.
これには次の3つの段階がある.
- dvips が日本語フォント rml, gbm の指定を発見できること
- ghostscript が対応するフォントを発見できること.
- ghostscript がそのフォントを使用できること.
dvipsのフォント指定はmapファイルによって行う. texliveでは, その内に日本語の明朝体とゴシック体のファミリ, rml(v)とgbm(v)が指定されていない. なのでこれを追加する必要がある. ptexliveなどだと, これ専用に1つのファイルをつくって
updmap --enable KanjiMap hoge.map
のように指定できるのだか, KanjiMapに対応していないらしいので, 既に存在して使用されているファイル, dvips35.mapに追記した. 次はその例. 場所は/usr/share/texmf/fonts/map/dvips/tetex だった.
rml Wazakura-Mincho-M-H gbm ToukaMaru-Gothic-L-H rmlv Wazakura-Mincho-M-V gbmv ToukaMaru-Gothic-L-V
これに指定したフォント名がPostScriptファイルに書き込まれるようだった.
実際に使用するフォントは, Resource/Init/cidfmap.ja で指定していた. なので見よう見真似で実際のフォントのファイル名などを指定する. しかしps2pdfではGhostScriptのフォントしか読み込めないように設定されているらしいので, 他の場所にインストールしたフォントを使用するには環境変数 GS_FONTPATH にインストール先を指定する必要があった. (またはGhostScriptのフォントのある場所からシンボリックリンクを張るといいらしい)
これでPSTrickなんかを試せそう.